借り入れ期間 | 整理前債務額 | 整理後債務額 | |
エポス | H14〜H22 | 95万円 | 60万円 |
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武富士 | H15〜H22 | 100万円 | 55万円 |
レイク | H15〜H22 | 25万円 | −17万円 |
プロミス | H15〜H22 | 23万円 | 1万円 |
ライフ | H15〜H22 | 16万円 | −15万円 |
アコム | H16〜H22 | 30万円 | 16万円 |
整理前 | 合計債務額 | 289万円 | 毎月返済額 | 9万円 |
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整理後 | 合計債務額 | 100万円 | 毎月返済額 | 3万円 |
〜代表司法書士松本からのコメント〜
負債が残った4社のうち、プロミスとアコムは回収した過払い金で一括支払いし、
残りのエポスと武富士は分割払いになりました。
負債総額も毎月の支払いも大きく減りましたので、
債務整理としては成功なのですが、武富士には納得のいかない対応を取られました。
武富士は結局利息制限法に引き直して、元金で40万円程度の残高でしたが、
10%程度の利息を付けられて和解することになりました。
債務整理は、分割で支払いをする場合も利息は免除してもらうのが通常です。
利息まで払っていたら、またいつまでたっても支払いが終わらないため、
そこは貸金業者も折れてくれるわけです。
しかし、消費者金融の多くは過払い金の返還に追われて業績が悪いため、
この利息の免除が難しくなっています。
そのような対応を取られた場合、「放置する」という対抗手段もありますが、
後で裁判をされるとその放置した分の利息も要求されるため、
依頼人の不利益となる可能性が十分あります。
それらの事情を加味して、今回は和解をしましたが、
相手はあの「会社更生」をしている武富士です。
過払い金は3.3%しか返還しないくせに、
負債が残る場合は利息まで要求する、そんなどうしようもない会社です。
こんなどうしようもない消費者金融が少しずつ、でも確実に増えています。
※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。